ヨーロッパ獣医内科学会(ECVIM)にて発表を行いました。

2025年9月ヨーロッパ獣医内科学会

今回もヨーロッパ獣医内科学会(ECVIM)にて発表を行いました。
開催地はオランダのマーストリヒトです。
今回の発表テーマは「犬の僧帽弁閉鎖不全症におけるFGF-23の影響」でした。
当院では、通院していただいているワンちゃんの腎臓病の早期発見を目指しており、僧帽弁閉鎖不全症の症例においても、腎機能低下をより早期に捉えられるよう日々努めています。
FGF-23は腎臓病によるリン濃度上昇を早期に検出できるホルモンであり、本研究ではそのFGF-23が僧帽弁閉鎖不全症と関連していることを明らかにした内容を発表しました。

 

数多くの発表の中から本研究にも関心を寄せていただき、非常に励みになりました。
また、国際学会では、動物医療の発展に情熱を注ぐ世界中の先生方が集まり、互いに意見を交わし、より良い医療を目指して議論する姿に毎回感動します。
そのような場に参加できたことを、改めて誇りに思いました。
最後に、今回も長期にわたりお休みをいただき、皆さまにはご不便をおかけしました。
ご協力いただいたスタッフ、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。

 

羽島動物病院 岩佐直樹


学会発表

  • Iwasa N, Shimizu M, Okamoto T, Nagai R, Kawabe M, Iwata M, Watanabe K, Kobatake Y, Takashima S, Nishii N. Effect of serum fibroblast growth factor-23 concentration in dogs with myxomatous mitral valve disease. ECVIM-CA(ヨーロッパ獣医内科学会). 2025年9月.Netherlands Maastricht. Poster presentation.

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